リンパ節とは

リンパ節は,リンパ球と言う免疫を担当する細胞が集まって出来ている器官で,体の中に無数にあります.首,頭,腋のした,股間のリンパ節は比較的表面にあるので,正常でも触れる事があります.痩せ形のお子さん,リンパ組織の発達する5-7歳頃のお子さん,気管支喘息やアトピ−性皮膚炎などのアレルギー疾患を持っているお子さんでは,特別病気がなくてもリンパ節が触れやすいです.

リンパ節が腫れる時

リンパ節は様々な理由で腫れます.
(1)風邪を引いた時や,熱が出た時には,リンパ球の作用により,体の抵抗力が一時的に上がるのですが,この時にリンパ節が一時的に大きくなります.通常,3-7日間で自然に消退します.

(2)虫歯,扁桃炎,咽頭炎などから細菌がリンパ節の中に侵入すると,化膿性リンパ節炎が起ります.リンパ節が腫れて赤味を持ち,直径3-5cmくらいになることもあります.触ると痛みを伴うのが特徴です.抗生物質の投与が必要になります.ブヨブヨになった場合には,切開排膿をすることがあります.

(3)悪性リンパ腫では,最初小さかったリンパ節が数日から数週間で大きくなって来ます.ゴツゴツして,硬く,周辺組織と癒着して来ます.

気を付けること

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正常のリンパ節,上記の(1)や,(2)の治療後のリンパ節腫脹は自然に縮小します.非常にまれですが,(3)の悪性リンパ腫のように腫瘍性のものは,比較的短期間のうちに大きくなって行きます.腫瘍性のものであっても,当初は診察しただけでは正常のものと区別が出来ないことがあります.
大きくなってくるようなら,必ず受診して下さい.