薬物乱用の歴史と背景

近年,覚醒剤などの薬物の乱用により補導される青少年とくに中・高校生の事例が増加傾向にあり,低年齢化の傾向が見られます.青少年の薬物乱用の増加の原因として,容易に薬物を入手できる社会的状況,青少年の自制心の欠如,薬物乱用への誤った認識,などが挙げられます.

敗戦後の荒廃した世情を背景としたヒロポンによる第1次乱用期は1954年にピークを迎え,この年に覚醒剤事犯検挙者数が55664人に達しました.罰則強化,徹底取り締まり,国民運動の展開により,1958年には沈静化しました.ところが,1970年頃から検挙者数が再び増加し,1984年には第2次乱用期のピークを迎え,24372人が検挙されています.暴力団の資金源としてシャブの密輸や密売が横行し,青少年の乱用と中毒者による凶悪犯罪が社会問題化しました.徹底取り締まりにもかかわらず完全には沈静化せず,検挙者数は年15000人前後を推移しました.1994年から検挙者数は再び増加し,第3次乱用期が始まりました.暴力団に加え,イラン人などの密売組織が街頭や携帯電話での販売を始めたこと,中・高校生のファッション感覚による乱用が急増したことなどが原因です.1997年には検挙者数は19937人に達しました.最近では,都市部の中・高校生の間でMDMAと呼ばれる合成麻薬が乱用され,大きな社会問題となっています.

中・高校生の薬物乱用は,「ちょっとだけためしてみよう.」という軽い気持ちや,「やせられるよ.」といった甘い言葉がきっかけになるようです.薬物を使用することは犯罪です.覚醒剤,MDMA,シンナーなど薬物の使用は1度でも乱用です.薬物乱用は,精神と身体をボロボロにむしばみ,薬物なしでは生きていけなくなります.

相談窓口

新潟県における青少年の薬物乱用に関する相談窓口は,以下の通りです.

1.新潟県精神保健福祉センター

http://www.pref.niigata.jp/fukushihoken/chiiki/seishin/
新潟市中央区上所2-2-3 ユニゾンプラザ ハート館1F,025-280-0113

2.新潟市こころの健康センター

新潟市中央区川岸町1-57-1,025-232-5560

3.少年サポートセンター

http://www.police.pref.niigata.jp/anzen/house.html
(1)新潟少年サポートセンター:上記1,の2F,025-285-4970
(2)長岡少年サポートセンター:長岡市城内町2-794-4,JR長岡駅2F,0258-36-4970
(3)上越少年サポートセンター:上越市西城町1-3-25,第一中央ビル3F,025-526-4970

医療が必要な場合には,以下で対応しています.

4.新潟県立精神医療センター

長岡市 寿2-4-1,0258-24-3930
http://www.psyche-niigata.jp/ <http://www.psyche-niigata.jp/>

ダメ,絶対!

「ダメ,絶対!」,これが基本です.薬物には絶対に手を出さない,そして近付かないことです.