アデノウイルスとは?

現在までに,49種類のアデノウイルスが知られています.
アデノウイルスは型によって,ウイルス性発疹症(1-5,7,7a型),咽頭結膜熱(3,4,7型),肺炎(7,21,3型),流行性角結膜炎(8,19,37型),急性胃腸炎(40,41型),出血性膀胱炎(11型)など,多彩な臨床症状を示します.

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アデノウイルスによる急性咽頭炎

アデノウイルス3,4型によって起こることが多く,1,2,5,6,8型が原因になることもあります.
40℃近い高熱(5-7日続くこともある),咽頭炎(のどが真っ赤),扁桃炎,全身倦怠(ぐったり)が主症状です.ときに結膜炎を伴って,眼が真っ赤になることがあります.
(インフルエンザと同じくらいに臨床症状が強いです.)

診断

のどの粘膜を綿棒でこすって,アデノウイルス迅速診断キットでウイルスの有無を検査します.血液検査ではCRP(炎症反応)が陽性,白血球増多を示すことがあります.

治療

咳,鼻,痰などがある場合には内服薬を,熱が高い場合には解熱剤を,眼脂には点眼薬を処方します.

こんな時には

のどの痛みが強くて水分が取れない時,高い熱が3日以上続く時,元気がなくてぐったりしている時は,再度受診してください.検査,点滴などが必要なことがあります.

家庭で気をつけること

(1)高い熱:
何日も高い熱が続きます.涼しい部屋で寝かせましょう.

(2)食べ物:
熱が高く,のども痛いので,食欲がなくなります.プリンやゼリー,アイスクリーム,さましたおじや,とうふ,グラタンなどの,喉ごしの良いものを食べさせて下さい.

(3)水分:
水分は十分に飲ませてください.麦茶やイオン飲料(アクアライト,アクアサーナなど),牛乳,みそ汁,ポタージュスープなどがよいでしょう.(4)入浴:高い熱がなくなって,元気が出てくれば,入っても差し支えありません.