クループとは?

喉頭とその周辺(喉頭蓋,声門上部,声門下部など)の炎症により,犬の吠えたような咳,声嗄れ,声が出ない,息を吸う時にゴーと音がして苦しがる,陥没呼吸などの症状を示すものを,「クループ」と総称します.

129-2

細菌やウイルス感染で喉頭付近が腫れる,声門がピクピクして一時的に閉じてしまうと,このような症状になります.
もっとも多いのは,ウイルス感染(インフルエンザウイルス,パラインフルエンザウイルス,RSウイルスなど)で声門下部が腫れる場合です.
赤ちゃんがクループになると突然呼吸を止めて,窒息をして,命にかかわることがあります.

治療

内服薬を処方しますが,のどの奥の炎症が治まらないと,犬の吠えたような咳はなくなりません.顔色が悪くなる,息苦しくなる場合には入院する必要があります.

家庭で気をつけること

(1)室内の加湿:
湯気をたてる,加湿器を使う,洗濯物を干すなど,いろんな手を使って空気を湿らせておくことが一番大切です.

(2)水分の補給:
咳込む時は温かい飲み物を少しずつ何度も飲ませましょう.

(3)食べ物:
息苦しさがなくなったら,本人の好きなものを与えましょう.

(4)入浴:
息苦しいときや高い熱のとき以外は入ってかまいません.

こうなったら入院!!

(1)息苦しそうになって,顔色が悪くなったとき.
(2)陥没呼吸(みぞ落ちのあたりが凹む)があるとき.
(3)赤ちゃんがクループになったとき.