なんで尿を調べるの?

学校,幼稚園,保育所,3歳児健診などで尿を調べます.腎臓病は進行しない限りは無症状なので,尿検査をまめにして,血尿・蛋白尿を早期に発見しなければなりません

どんな病気があるの?

血尿の場合はIgA腎症,蛋白尿の場合はネフローゼ症候群,巣状糸球体硬化症,膜性増殖性腎炎,急性進行性糸球体腎炎などが考えられます.
ここ数年で,治療法が進歩したものもあります.早期発見が大切です.
腎臓病もタイプによって治療可能です.

検査は?

初めて血尿や蛋白尿が見つかった時には,尿検査に加えて,血液検査と腹部エコーを行います.

尿検査:血尿や蛋白尿が一時的なものか,継続的なものかを判断するために,尿検査は最低2-3回行います.
また,朝1番の尿を持って来てもらって検査することもあります.

血液検査:腎臓の機能や腎臓病の種類が分かります.腹部エコー:水腎症の有無が分かります.

気をつけることは?

腎臓病ははじめたいしたことがなくても,急に悪くなることがあります.血尿,蛋白尿が一度見つかったら,必ず定期的に受診をして,尿検査,必要に応じて血液検査を受けて下さい.
くれぐれも放ったらかしにしないで下さい.悪くなってからでは,取り返しがつきません.

微少血尿

定期検査の必要な方で最も多いのが,「微少血尿」です.尿に僅かに血尿が混じる程度で心配は不要ですが,まれに IgA腎症などに進展することがあります.
2-3カ月に1度の定期的な尿検査が必要です.

起立性蛋白尿

体位性蛋白尿ともいいます.病気ではありません.
立ったり,腰をまげたりする時にだけ出る蛋白尿で,腎臓が悪いわけではありません.
蛋白が大量に出ることはなく,顔や体がむくむ,尿の量が減ることもありません.
まったく普通の生活をしてください.もちろん運動や食事の制限はいりません.
大人になればなくなります.心配は全く不要です.