鼠径(そけい)ヘルニアとは?

足のつけ根の部分を鼠径部(そけいぶ)と呼びます.
この部分がポコッと膨らんだり,男の子では陰嚢が膨らみます.ふくらみの中身は腸で,俗に「脱腸」と呼ばれます.

指で押さえると腸がおなかの中に戻りますが,泣いたり,いきんだりすると腹圧が高くなって,また膨らんで来ます.
ヘルニア門(腸の出入口)が大きい場合には,頻繁に膨らみますが,指で押さえるとすぐに戻ります.
ヘルニア門が小さい場合には,嵌頓(かんとん)ヘルニアになることがあるので,早めの手術が必要です.

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治療

鼠径ヘルニアはすべて手術が必要です.当院から病院の小児外科を紹介します.
受診して手術日を予約して下さい.通常,数日の入院で済みます.

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嵌頓(かんとん)ヘルニア

ふくらみを手で押さえても腸がおなかの中に戻らなくなったものを「嵌頓ヘルニア」と呼びます.
吐いたり,痛がったり,泣き続けたりします.この状態が長く続くと腸が締め付けられて腐ってしまうので,急いで手術をしなくてはなりません.