伝染性膿痂疹(とびひ)とは

すり傷や虫さされ,あせも,湿疹などに化膿菌が入りこんで,水ぶくれができます.かきこわした手で他の場所をかくと,そこにまた水ぶくれが「飛び火」します.夏に多い病気です.

原因菌は90%がブドウ球菌,10%が連鎖球菌です.

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治療

(1)飲みぐすり:
抗生物質を飲んで,体の中から化膿菌をやっつけます.

(2)塗りぐすり:
抗菌薬の軟膏を塗ります.

抗菌薬は飲み薬,塗り薬ともにすっかり治るまできちんと続けて下さい.少しでも細菌が残っていると,すぐにぶり返します.

家庭で気をつけること

(1)お風呂:
とびひの範囲が極端に広い場合に限り入浴を禁止します.ひどくない場合には石鹸を使って体のよごれをよく洗い,シャワーで流して下さい.ゴシゴシこするのは禁物です.タオルの共用はやめましょう.浴槽に入ると細菌がお湯の中に飛び散るので,シャワーだけがいいでしょう.

(2)手を洗う:
爪は短く切り,石けんで何回も手を洗いましょう.

(3)プール:
とびひが乾いて完全に治癒するまでは入ってはいけません.

(4)保育所:
とびひの程度にもよりますが,1-2日間休んでもらうことがあります.

こんなときは早めに再来してください

(1)熱が出たとき.
(2)2日以上たっても水ぶくれがふえるとき.
(3)顔や体が赤く腫れてきたとき.

(注意)
最近は抗生物質の効かない耐性菌が増えています.20-30%程度が耐性菌です.処方された抗菌薬を使用しても悪化する場合には抗菌薬を変更します.