扁桃肥大(へんとうひだい)とは?

のどの奥の左右両側に扁桃(俗に扁桃腺と呼びます)がありますが,これが大きい場合を「扁桃肥大」と言います.

扁桃は5-7歳頃に最も大きく,その後小さくなり,中学生ぐらいになる成人と同じ大きさになります.
気管支喘息やアトピ−性皮膚炎などのアレルギ−疾患のお子さんは,扁桃が大きくなりやすいようです.扁桃が大きいと,いびきの原因や,息苦しくなります.

扁桃が大きいだけなら,手術は不要です.心配する必要はありません.
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手術が必要な場合は?

(1)1年に何度も扁桃炎を繰り返して,その度に高熱がなかなか下がらない場合.
(2)扁桃に菌が住みついて腎臓などの他の臓器に悪影響を及ぼす場合.
(3)扁桃肥大のために気道狭窄が起こり息苦しい場合,睡眠時無呼吸症候群が起こる場合.

アデノイド肥大(ひだい)とは?

鼻の奥にアデノイド(扁桃と同じような組織)がありますが,これが大きい場合を「アデノイド肥大」と言います.
扁桃が大きいお子さんはアデノイドも大きくなりやすい傾向があります.

アデノイドが大きいと,鼻の奥が詰まって鼻で息ができなくなり,口呼吸になります.
いびきが大きくなって,眠りが浅くなり,寝ている間に数十秒間呼吸が止まる(睡眠時無呼吸症候群),注意力が散漫になったりします.

耳管(のどの奥と中耳をつなぐ管)における空気の出入りが悪いと滲出性中耳炎になって,難聴になることがあります.
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手術が必要な場合は?

(1)滲出性中耳炎を繰り返して,難聴が治らない場合.
(2)睡眠時無呼吸症候群や注意力散漫があって,日常生活に支障がある場合.