臍出血(さいしゅっけつ)

へその緒が取れた後,しばらくは出血が続くことがあります.フラセチンパウダーなどの処置を2-3日続けていれば,止まります.

出血の量が増える,いつまでも出血が長引くようなら,硝酸銀で出血部位を処置するので,受診して下さい.1回処置してもまた出血する場合には,繰り返し硝酸銀で処置をします.

臍肉芽腫(さいにくげしゅ)

へその緒が取れたあとの切れ端が,肉のかたまりになることがあります.小さい場合には経過を見るだけです.大きい場合には,1-数週間ステロイド外用薬を塗布します.

臍炎(さいえん)

へその緒がとれたあとの傷口から細菌が入って,へそのまわりが赤くはれ,うみや血が出ます.へそはからだの中と直接つながっているので,ひどくなると細菌が全身にまわって敗血症になることがあります.へその奥までしっかりと抗菌薬を塗布します.抗菌薬の内服薬が必要になる場合もあります.

*臍出血や臍肉芽腫があるとおへそがグチグチして,臍炎になることがあります.注意しましょう.

臍(さい)ヘルニア(でべそ)

生後1か月をすぎるころから,「でべそ」が目立ってくることがあります.赤ちゃんはへそのまわりの筋肉が弱いので,へそのところに腸がもり上がって来てしまいます.

ほとんどの場合1歳までに自然に治るので,従来は放置されて来ました.しかし,「でべそ」が引っ込んでも,臍のまわりの皮膚が残って見かけが悪くなることがあります.最近は「圧迫法」を行って積極的に治療します.当院で実施していますので御相談下さい.

1歳半-2歳までに自然閉鎖しない場合は手術が必要です.20161026_02